NECソフトからのアプローチ
NECソフトからのアプローチ
顧客接点である営業店舗の効率化が推し進める実践型ソリューション
金融再編や異業種参入による競争激化といった厳しい事業環境の下、各金融機関は組織改革をはじめ、事業形態の見直し、現場業務の効率化、ローコストオペレーションの実践など、さまざまなアプローチを見せている。
特に銀行や信用金庫、信用組合などの顧客接点の場である営業店においては、証券や保険などの取り扱いなど、多様化する顧客ニーズに応えていく意味からも、その役割は拡大する一方だ。
そこでNECソフトでは営業店の事務効率化から着手し、実践的なデータ活用の視点から新たなソリューションを提案している。
顧客サービスの最前線である営業店の
複雑で多岐にわたる事務処理の業務を改善

NECソフト株式会社
金融ソリューション事業部
第二システム部
早田 和男 部長
1990年代後半に始まった、いわゆる金融不安に端を発するカタチで、金融機関はさまざまな自助努力で経営や業務の効率化に取り組んでいます。
中でも、顧客接点となる営業店の事務業務に関しては、1970年代終わり頃から一括処理によって効率化を図るという動きがあり、例えば本店に事務集中部を設けて、全営業店の後方業務をそこで一括処理するなど、各金融機関も積極的に取り組んでいました。
それでも営業店の現場では、口座振替の依頼書や手形小切手関連の各種帳票作成、住所変更届などの非定形の諸届管理といった後方業務がいまだに多いのが実情。多くの人手や時間を必要とし、それがコストセンターとなるのはもちろん、本業への妨げとなって問題化している金融機関も少なくありません。
また、近年は盗難された通帳や印鑑での預金払い戻しなどの不正行為に対する金融機関の注意義務が厳格化されてきており、新たな課題になってきています。通帳盗難時などに対するセキュリティ強化への取り組みも重要視されており、本人確認や印鑑照合といった業務の改善ニーズもいっそう高まってきました。
もちろん、証券や保険といった新たな商品の窓口での取り扱いをはじめ、インターネットバンキングやMPN(マルチペイメントネットワーク)など、多様化する顧客ニーズを見据えた新たな取り組みにも対応していかなければなりません。
そうした時代の趨勢の中、NECソフトでは従来展開していた「為替集中システム」「印鑑照合支援システム」を核に、金融機関の営業店で発生するさまざまな事務処理業務に対応したシステムをシームレスに統合した「事務統合ソリューション」を構築。CS向上につながる新たなワークフロー創出を支援しています。
営業店舗ごとの業務を効率化しつつ行内データの活用環境を大幅に改善
「事務統合ソリューション」は「印鑑照合支援システム」「本人確証管理システム」「諸届管理システム」などの段階的な導入により、各金融機関のペースで時代に即した営業店の機能強化を果たしていくものです。
ソリューションの中核となる「印鑑照合支援システム」は、営業店窓口で受け取る払戻用紙などに捺印された印影と、通帳の作成時に押印された印影との照合作業を、帳票を直接スキャナーで読み取ることで画像イメージにデータ化し、高精度でマッチングの成否を確認していきます。
従来は各営業店のスタッフが印影を交互に目視して確認する独自のスキルが必要でした。「印鑑照合支援システム」なら、帳票に押印された印影と本部に保管されている印影とを拡大して重ね合わせる照合が可能。作業時間の短縮はもちろん、印鑑照合の経験の浅いスタッフでも容易に判断が下せる業務環境を提供します。
さらに、副印鑑の貼付や副印鑑簿作成の必要がなくなり、他営業店分の登録問い合わせ業務の迅速化、各営業店における原本管理業務やストックスペースの最小化、通帳の副印鑑からの偽造による不正取引の防止など、さまざまな業務に貢献できます。
また、専用機ではなく汎用的なPC、ディスプレイ、スキャナーなどで“帳票そのものを画像イメージ化する仕組み”を構築することに大きな意義があります。
●事務統合ソリューション導入例

『印鑑照合支援システム』、『本人確証管理システム』、『諸届管理システム』を段階導入。『本人確証管理システム』、『諸届管理システム』は、『印鑑照合支援システム』にて導入した営業店イメージスキャナーを活用し、営業店登録方式を採用。
●事務統合ソリューションパッケージラインアップ
事務統合ソリューションの導入によりシームレスな連携を実現!
業務改善を導く実践的なソリューション力で、基幹系から情報系まで担うNECソフト
NECソフトでは、各金融機関のワークフローに対応するため、「為替集中」「口座振替依頼書管理」「手形小切手通行証明」「手形交換・期日管理・手形発行」「本人確認書類管理」「諸届管理」などの豊富なパッケージを用意しています。
それらパッケージ群は、「印鑑照合支援システム」導入時に構築した画像イメージの活用によるワークフロー、“イメージ・ワークフロー”の体制の下、必要に応じて簡単にアドオンで機能拡張できる優れた柔軟性を有しています。
つまり、現状、営業店舗の事務処理の大半を占めるといわれる「事務の引き渡し」のオンライン化・自動化も、必要なときに必要なものだけ導入することができ、各金融機関のペースで最終的には大幅な業務・コスト負担の削減を手にすることができるのです。
こういった数々のメリットに注目が集まり、印鑑照合業務のシステム化から業務改善に着手する動きが急拡大しており、すでに我々のソリューションを多くの金融機関に導入・運用していただいています。
この画像イメージのデータ活用によって営業店を強力に支援する実践的なソリューションを推し進める一方、勘定系のアウトソーシングやWeb・オープン化への移行といった基幹系ソリューションに関しても、NECグループの一員として積極的に参画。例えば、全国の信用金庫の共同事務センターと各信用金庫の連携を図る「SiNKiNSIGHT」の提案・導入などで、各信用金庫に深く入り込み、経営・業務改善のサポートにも着手しています。
各金融機関の基幹系から情報系まで包括的にカバーする技術ノウハウと、営業店舗の窓口で日々行われるさまざまな業務を的確にフォローした実践的なソリューション力、2つを兼ね備えたSI企業、NECソフトでは、今後も日本の金融業界の発展と成長に大きく貢献していく実質効果の高いITサービスを幅広く展開していきます。
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