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NECソフトからのアプローチ

NECソフトからのアプローチ

オープンソースシステムの構築事例データベース、公開開始

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オープンソースを活用したシステム構築に携わる技術者たちが待ち望む、構築事例や性能評価の情報を集めたサイト「OSS iPedia」が2006年5月15日にスタート。NECソフトは、エンタープライズレベルのベストプラクティスを公開するなど積極的に貢献しています。

 OSS iPediaは、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が公開した、OSS(オープンソースソフトウェア)の情報サイトです。OSSに関するQ&A形式の解説、用語集といった基本的な情報を網羅しているほか、構築事例や性能評価といった実用性の高い情報を集積しています。このうち構築事例については、OSDL(Open Source Development Labs:OSSの成長と企業採用を推進するNPO)に有志で結成されたSI Forumが作業部会(サブグループ)を立ち上げ、OSDL参加企業から集めた情報をデータベース化したもので、OSDLからOSS iPediaに無償で提供されました。この作業部会は「OSDL SI Forum Subgroup2」と呼ばれ、NECソフトの鈴木敦夫 ITシステム事業部 事業部長(前 プラットフォームシステム事業部 Linuxグループ グループマネージャー)がリーダーとなり、活動を主導してきました。

受賞挨拶
OSDL SI Forum Subgroup2代表として鈴木 事業部長が受賞挨拶

 OSSとは、ソースコードが公開され、世界中の技術者によってオープンに共同開発が進められていくソフトウェアの総称です。無償で入手できること、特定のソフトウェアベンダーに制約を受けないことなどから、知的財産の利用形態として理想的な姿であるといえます。しかしながら、OSSを利用した実際のシステム構築には、性能評価や構築、運用に関するノウハウ情報が取得しにくいといった面もありました。このハードルを越えてOSS活用が企業の間で根付くためには、ハードウェアベンダーだけの力では不十分で、システム構築の現場で様々な問題に直面し、乗り越えているSI企業が協力して解決していける仕組みが必要であると考えられます。NECソフトは約2年半前にOSDLに参加、2005年2月にSI Forumの結成を経て、その年の4月からはOSDL SI Forum Subgroup2によってOSSシステムの構築事例データベースの検討と事例収集が始まりました。NECソフトのほか、多彩な顔ぶれの有力SI関連企業がメンバーとなっており、各社のOSSシステム構築案件を持ち寄って形成された構築事例データベースは、業種やシステムの用途、規模、特徴などから検索を行うことができます。サーバーの種類、サーバー数、利用OSS、利用ミドルウェア、利用データベース、導入形態、稼働時期、稼働期間、構築を行ったSI企業名など、これまでにない詳細な情報を閲覧することが可能で、OSSの利用を検討しているユーザーにとっても貴重な参考情報/安心材料になります。

 公開初日のアクセス数は約25,000を数えました。クライアントやSI企業にとって本来は出しにくい事例内容ですが、囲い込んでいては何も生まれません。データベース化し公開するほうが全体としてメリットが大きいはず。SI企業、ベンダーを含めてプレーヤー企業が自由につながり、マッチングが進むことで最適な恊働関係が生まれます。ここにもオープンソースの発想が生きていると言えます。

OSDLからIPAへ構築事例DBを移管

OSDLからIPAへ構築事例DBを移管

 構築事例データベースはOSDL SI Forum Subgroup2の参加企業が無償で情報を提供し、手弁当でミーティングを重ね、構築されました。IPAでもOSS iPediaでベストプラクティス情報を提供しようというアイデアはあったそうですが、すでにOSDL SI Forum Subgroup2でプロジェクトが進んでいたため、重複を避ける意味で、SI Forumの成果をIPAに寄贈・移管しOSS iPediaで公開することになりました。5月17日、東京ビッグサイトで開催された「IPAX 2006」ではデータベース移管のセレモニーが行われ、今回の功績を讃えるIPA賞がOSDL SI Forum Subgroup2に対して授与されました。公開時の事例件数は69件、NECソフトからは台湾の鉄道会社向けに座席予約システムをOSSベースで構築した事例が提供されるなど、様々な規模や種類の情報が収録されています。今後は広く一般から事例を募集し、適切なものはどんどんデータベースに追加していく予定とのこと。これによって、これまで埋もれていたOSSのベストプラクティス、ノウハウ情報などへピンポイントでアクセスすることが可能となります。小さな企業や様々なエンジニア、グループが参加するOSSネットワークが広がり、活躍の舞台も広がるといった効果が期待されます。

DB移管セレモニーとIPA賞授与式が行われたIPAX 2006
DB移管セレモニーとIPA賞授与式が行われたIPAX 2006

OSS iPedia


OSDL SI Forum

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