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NECソフトからのアプローチ

NECソフトからのアプローチ

お客さま第一の活動を通じて世界トップクラスのソフトウェア企業を目指す

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新社長インタビュー

NECソフト株式会社 代表取締役 執行役員社長 国嶋矩彦

2007年6月、NECソフトの社長に、多くの大規模システムのプロジェクトに携わり、海外でのマネジメント経験も豊富な国嶋矩彦が就任した。「品質第一に取り組み、お客さま満足度を高める活動を通じて、世界トップクラスのソフトウェア企業を目指す」と話す国嶋社長に、それを実現するためのNECソフトのビジョンや取り組みなどを伺った。

NECソフト株式会社 代表取締役 執行役員社長 国嶋矩彦

プロフィール

国嶋 矩彦(くにしま・のりひこ)

  • 1946年6月生まれ。
  • 1969年6月 日本電気株式会社 入社
    電子交換、コンピューターのハードウェア設計からシステムエンジニアに転じ、
  • 1993年6月 同社 C&C装置システム事業部長
  • 1996年4月 同社 第一金融システム事業部長
  • 1999年4月 同社 C&Cネットワークシステム事業部長
  • 2002年4月 同社 NECソリューションズ執行役員[台湾駐在]
  • 2004年2月 日電系統集成(中国)有限公司 董事長[北京駐在]
  • 2004年4月 日本電気株式会社執行役員常務[北京駐在]
  • 2006年6月 NECソフト株式会社 取締役 兼務
  • 2007年3月 日本電気株式会社 執行役員常務 退任
  • 2007年6月 NECソフト株式会社 代表取締役 執行役員社長

品質第一に取り組み、お客さま満足度を高め、お客さまに信頼される会社に

Q.

これまでNECからNECソフトを見てこられた国嶋社長ですが、今度は内側から会社をリードされる立場です。その抱負をお聞かせください。

国嶋

NECソフトとは、私がNECにいた頃から20年以上一緒に活動してきましたので、まったく違和感はありません。ただ、NEC時代は外からNECソフトを見ていたわけですが、今度は中に入ってリードすることになります。立場が変わりますから、初心に返りNECソフトという会社をよく理解した上で、社員と一緒になってビジネスに取り組んでいきたいと考えています。

また、NECソフトは2005年に創立30周年を迎えた歴史ある会社であり、その間に蓄積してきた多くの技術、大きな責任もあります。こうした点をしっかり踏まえつつ、まずは池原前社長が進めてきた生産革新を引き継ぎ、拡大していくつもりです。ようやく生産革新の成果が出てきていますから、これを大まかな流れから強い流れに、そして確かな流れにしていきたいと思います。さらに、品質第一を旨とし、お客さま満足度を高め、お客さまに信頼される会社になるよう全力を尽くしたいと思います。

Q.

今後NECソフトが進むべき方向やビジョンをどのように考えておられますか?

国嶋

「世界トップクラスのソフトウェア企業になる」ことを掲げ、活動を行っていきます。トップクラスとは、業績はもちろん、それを実現する企業文化を大事にしなければなりません。単に一時的な現象を追うのでなく、本質的な力でトップクラスになることを目指します。トップクラスを実現するには、まず品質。品質第一が基本です。そのために、品質を確保する手順の確立、品質第一を実行する風土づくりに注力します。

また、グローバル化を一層進めたいと考えています。例えばコストダウンという面では、海外での開発や調達を本格的に展開する必要があります。幸い昨年からは、中国、ベトナムの現地法人からの調達を行うなど、グローバル調達が促進されてきましたので、これをさらに加速したいと思います。

販売面でのグローバル化も、より充実させる必要があります。そのために、国内で開発する製品やサービスについても、グローバルに通用することを常に心がけていきます。海外に展開している現地法人やセンターを通じて、日系企業やローカル企業への製品、サービスの提供に力を入れていきます。お客さま自身のグローバル化も急速に進んでいますので、国内でもグローバル化を意識した仕事の進め方が必要になっています。

IT業界全体を見ると、穏やかですが市場は着実に成長しています。こうした中、 NECグループは、NGN(Next Generation Network)をキーワードにしてベクトルを合わせて活動を行っています。NGNは狭義にはネットワークインフラですが、広義にはその上で様々な標準的なサービスを展開しようというものです。

NGNはユビキタス社会の到来を加速するでしょう。そうすると、新たなコラボレーションが必要になります。個人と企業から企業間のコラボレーションへと、多様なレベルでのコラボレーションが活発化し、そこにICTを武器とするNECソフトのビジネスチャンスが無限に広がってきます。NECソフトはユビキタス社会を実現する中心的なプレイヤーとして積極的に貢献していきたいと思います。

ただ、ユビキタス社会ではもっぱらオープンな技術が使われています。ビジネスチャンスは広がりますが、誰でも参入できる分、その垣根は低くなっています。競争も激化しており、さらなる高品質、低価格、短納期に対応しなければなりません。NECソフトの強みを発揮すれば、こうした様々な課題を乗り越えることができると確信しています。

NECソフトの文化を大切にし社員力を強化して、お客さまの信頼を勝ち取る

Q.

では、NECソフトの強みとは何だとお考えですか?

国嶋

NECソフトの強みは、強い技術力を背景にシステム開発の上流から下流まで一貫してご提供できる点にあります。コンサルティング、SI、運用、さらには基盤ソフトの開発、研究開発まで社内には強力な技術陣が揃っています。したがって、お客さまのほとんどの課題に自ら対応することができます。さらに、NECグループ各社との連携によって、あらゆる分野でトータルにお客さまを支援することが可能です。

また、NECソフトのビジネスモデルであるスパイラルソリューション※によって、経営環境の変化やお客さまの成長などに合わせて、継続してお客さまを支援することができます。例えば、企業の成長によって生じる新たな課題を運用の中で発見し、上流のコンサルティングにつなげて解決できるわけです。

※スパイラルソリューション
システム開発や導入上流工程に当たるコンサルティングから、下流工程の運用管理サービス、BPOまで、すべての工程を手がけることで、お客さまに総合的な問題解決策を継続的に提供するNECソフトのビジネスモデル。

こうした強みを支えるのがNECソフトの強い現場力です。ここでも、今までの生産革新の成果が現れています。社員の意識改革が浸透して、現場に勢いがあるのです。これは、私が2007年4月にNECソフトに席を移して以来、現場の人と話し合うことで実感できました。これ自身、品質第一を旨とするSI、ソフト開発事業にとって大きな強みとなっています。

Q.

具体的にはどんな取り組みを考えておられますか?

国嶋

例えば、ノウハウを個人から組織のものにするために、ノウハウを共有する仕組みをつくります。また、組織を運営する上で大切な権限委譲も進めたいと思います。ただ、CSRの観点から、コンプライアンスを確保するプロセスチェック体制を整えた上で権限を委譲しなければなりません。

仕組みづくりに加えて、一人ひとりのさらなる意識改革も不可欠です。小さいことですが、挨拶の励行など日常のちょっとした事柄も大切になります。例えばこの5月まで、朝、本社ロビーに新入社員が並んで挨拶をしていました。最初は意識して挨拶していますが、そのうち身に付いてきて、普段の職場でも自然に挨拶を交わすようになる。1つの行いがお互いを結び付ける力になるわけです。

また、現在の技術進歩スピードは非常に速いですから、現場を担う社員一人ひとりがきちんと勉強して欲しいと思います。そのための教育の機会もさらに充実させていきますが、何よりもプロジェクトを通じて学ぶことが大切です。プロジェクトを経験することによって、複数の生きた技術を学ぶことができるからです。

一つ学んだらそれで満足するのではなく、その周辺を学ぶことが大切です。点はいつまでたっても点ですが、周辺を学んで面にすることによってカバーする範囲は大きくなり、お客さまの満足につながります。こうしたことを常に心がけて欲しいと思います。例えば隣に座っている人が何をしているかわからないという状態を脱して、ノウハウの伝承と共有化を進め、お客さまに信頼される会社にならなければなりません。

Q.

国嶋社長のモットーや最も大切にしていることはなんでしょうか?

国嶋

私はNEC時代、様々なプロジェクトを経験してきましたが、常に「人間万事塞翁が馬」(幸福や不幸は予測のしようのないこと)を意識してきました。ですから、失敗した時やお客さまに怒られた時も、前向きに対応することができ、次のプロジェクトに活かせたのだと思います。また、最も大切なことは、お客さまの期待を裏切らないこと。そのためにベストを尽くすことです。

Q.

最後に、お客さまへのメッセージをお願いします。

国嶋

NECソフトは30年以上の伝統と確かな技術を持っています。生産革新を行い、お客さま満足度第一に活動を展開しています。このことをお客さまご自身の目で確かめていただければと思います。また、お客さまがNECソフト社員と接する機会がありましたら、是非とも叱咤激励していただければ幸いです。お客さまの満足度を向上し、お客さまに信頼されるために、NECソフト5,000名の社員力を発揮したいと考えています。

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